セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは
セカンド・オピニオンを直訳すると「第2の意見」となります。セカンド・オピニオンを得るための前提となるのは「インフォームド・コンセント」です。これは「十分に知らされた(インフォームド)うえでの同意(コンセント)」という意味で、主語は医師ではなく患者、「医療において決定するのは患者」だということです。
決定するためには、判断材料が必要でしょう。患者には、主治医が奨める治療方法、つまり「第1の意見」のほかに選択肢はないのでしょうか。とくに、選択肢が複数あるとき、それらの推奨順に関して、主治医以外の専門家にセカンド・オピニオンを求めるのは当然のことです。
ただし、誤解されがちですが、セカンド・オピニオンは、主治医を変えることが目的ではありません。別の医師に診てもらいたいと、紹介状なしに別の医師にかかることを繰り返す“ドクター・ショッピング”とは違います。患者さんの個々の事情により、結果的に医師を変えることもあるでしょう。しかしセカンド・オピニオンでは元の医師に戻るのが原則です。
納得のいく治療法を見つけるために、主治医と共に吟味する指針の一つとして、セカンド・オピニオンをご利用ください。
ご予約の前に
セカンドオピニオンを希望される方へ
セカンドオピニオンでの判断は、本人や家族からの話や提示された資料の範囲で行うことになります。 新たに検査や治療を、当方が行うものではありません。 予約や相談は、本人であることが基本ですが、本人の同意があれば他の方による相談も可能です(但し、同意書が必要)。
予約や相談は、本人であることが基本
本人が来られない場合
【当事者が未成年の場合】
- 続柄を確認できるもの(健康保険証など)を持参してください
- 当事者が満15歳以上の場合は、書面による本人の同意が必要です。
- 家族による相談:続柄が確認できる書類と、本人の書面での同意が必要です。
- 家族以外による相談:親族または、親族以外の場合には、当事者本人の同意書および当事者本人の身元が証明できるもの(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)を持参してください。 つまり、そういう大事な物を託する信頼を置いているという判断のためです。
セカンドオピニオンの相談例
- 降圧剤やコレステロール低下剤など10種類近い薬剤が処方され、服薬しているが、かえって体調がよくない。これらの薬が何か影響しているのではないか?
- うつ病だと診断されて、抗うつ剤を飲んでいるが、このまま飲み続けてもよいか。
- 抗がん剤の新薬があると主治医に勧められているが、その利益と害を知りたい。
次のような場合は、セカンドオピニオンの相談対象になりません。
- 転医や転院が目的である方
セカンドオピニオンとは?を熟読してください。 - 医療過誤や医療ミスなどを考えて、医療機関との示談交渉や訴訟をお考えの方
相談フォームにご記入の際に、その旨を必ずお書きください。別途、受付けます。 - 診療に関する資料(カルテ、レントゲンフィルム、検査データのコピー等)を持参できない方。
なお、資料の入手方法がわからない方は、その旨を予約フォームに記入してください、お教えします。
費用と時間
- 全額自費となります。健康保険は使えません。
- 基本は、30分間10,000円(税別)としています。
- 延長は15分につき5,000円(税別)とし、30分まで。
- 相談のやり取りをまとめた文書をご希望の方は、その旨事前にお申し出ください。別料金でお渡しいたします。